音声ファイル公開;第62回 顔面神経麻痺の新しい治療

2021年5月9日

鍼通電療法とは、どういうものなのか?

今回は、顔面神経麻痺の新しい治療について、
治療法としての”交互通電”について、
お話ししています。

☆顔面神経麻痺に顔面神経パルスを行うについては、

病期・後遺症など十分に理解を深めた上で、適切に行われますようご留意下さい。

参考資料


岡村由美子. 病的共同運動に対する針治療.

Prog Med. 1996;16: 2234-6.

病的共同運動を認める末梢性顔面神経麻痺に対する鍼通電の検討. 岡田富広他.

全日本鍼灸学会雑誌. 2005;55(4): 601-7.

末梢性顔面神経麻痺に対する鍼治療 粕谷大智他

全日本鍼灸学会雑誌 2002 年 52 巻 1 号 p. 32-42

鍼灸の低周波治療について

末梢性顔面神経麻痺専門サイトより

☆神経パルスは、末梢神経の異常が病態の基礎となっている場合に、

当該神経が正常化されることを期待して行うものです。

患者の訴えが「シビレ」「鈍い感じ」といった表現であっても、

神経学的な異常所見がなければ、決して採用する方法ではありません。

 また、大切な部分ですが、神経パルスでの刺鍼は

「神経に当てるものではありません。」

あくまでも、神経の近傍に鍼尖を運び「電気刺激をすることが目的です。」

社会福祉法人 日本点字図書館様作成の

2004年5月のテープ雑誌 新医学より一部抜粋したものです。
時が経っておりますが、現在への治療の流れを知る意味での可能性を含めて、このまま公開させて頂きます。

☆音声ファイル上では、「筑波大式低周波鍼通電療法」と表現しておりますが、

現在では、「鍼通電療法」と表現を統一しております。

 

皆さまのお役に立ちますように。