音声ファイル公開;⑰神経パルス通電の基本、顔面神経への通電方法

2019年4月24日

鍼通電療法とは、どういうものなのか?

今回は、神経パルス通電の基本、顔面神経への通電方法について、

初心者の方に向けて、基本的なことをお話ししています。

☆顔面神経麻痺に顔面神経パルスを行うについては、

病期・後遺症など十分に理解を深めた上で、適切に行われますようご留意下さい。

 

参考資料

末梢性顔面神経麻痺に対する鍼治療 粕谷大智他

全日本鍼灸学会雑誌 2002 年 52 巻 1 号 p. 32-42

鍼灸の低周波治療について

末梢性顔面神経麻痺専門サイトより

☆神経パルスは、末梢神経の異常が病態の基礎となっている場合に、

当該神経が正常化されることを期待して行うものです。

患者の訴えが「シビレ」「鈍い感じ」といった表現であっても、

神経学的な異常所見がなければ、決して採用する方法ではありません。

 また、大切な部分ですが、神経パルスでの刺鍼は

「神経に当てるものではありません。」

あくまでも、神経の近傍に鍼尖を運び「電気刺激をすることが目的です。」

社会福祉法人 日本点字図書館様作成の

2000年8月のテープ雑誌 新医学より一部抜粋したものです。

技術面では、さらに発展させておりますが、

基本的な身体の診方については、

変わらない基礎と考えます。

☆音声ファイル上では、「筑波大式低周波鍼通電療法」と表現しておりますが、

現在では、「鍼通電療法」と表現を統一しております。

皆さまのお役に立ちますように。